このサイトは、選挙情報をお伝えしています。
開票速報と投票結果をメインとして、選挙の日程や立候補者の情勢、また、選挙の知識を共に掲載しています。
対象となる選挙とは、日本全国の地方選挙と衆参両院の国政選挙です。
サイト冒頭にて、まず、以下の情報を網羅しました。
- 地方議会議員選挙における投票日や告示日の決まり方
- 選挙にかかる費用や拠出すべき供託金(きょうたくきん)について
- 地方選挙に立候補する為の条件やそのための準備
- 投開票速報と選挙結果の状況について
さらに、民意がより多く反映されるための投票率の向上を図りたく、以下の概要で示すコンテンツを掲載しています。
日本の国政選挙も都道府県・市区町村にわたる地方選挙も、投票が実施される場所は、市区町村の各自治体単位となっています。
大規模な(人口の多い)市や町の場合、投票所数も数百に及びます。かたや、村議会選挙などの「村」単位の場合は、数ヶ所というケースもあります。
いづれにせよ、確実な投票を実施していただきたく、「地方自治体サイトの投票所案内や実例ページ」をご紹介して、便宜を図りました。
投票率の向上のためには、期日前投票がいかに進むかがカギを握っています。
期日前投票期間にあっては、投票日当日とは違う投票所が設けられます。
よくよくご確認の上、期日前の投票をお考え下さい。
地方議会議員選挙の日程・費用・立候補の条件及び開票速報について
ここでは、地方議会議員選挙における投票日や告示日の決まり方、選挙にかかる費用や拠出すべき供託金(きょうたくきん)について、また、市議選に立候補する為の条件やそのための準備、並びに投開票速報と選挙結果の状況について、わかりやすく解説しています。
市議会議員選挙を例にとっています。
地方議会議員選挙の告示日(選挙日程)について
公示日または告示日は、投票日(選挙期日)が正式に決定・発表される日です。
さて、公示と告示の違いは何でしょう?
衆議院議員総選挙及び参議院議員通常選挙のについては、これは『天皇の国事行為』として行われるので『公示(こうじ)』と呼ばれます。これに対して、その他の選挙(衆議院・参議院の補欠選挙を含む)は、その選挙を実施する各選挙管理委員会が行うために『告示(こくじ)』と呼ばれます。
ちなみに、特例市以外の市議会議員選挙における告示日は、『投票日(選挙期日)前少なくとも7日前まで』となっています。
しかし、公示も告示も、投票日が決まらなければ定まりません。
地方議会議員選挙の日程は選挙期日がまず決まり告示日が訪れる
選挙の投票日当日(開票も即日が基本)のことを、『選挙期日(せんきょきじつ)』といいます。任期満了や市議会の解散・欠員などにより選挙が必要になった場合、まずこの選挙期日が決定されます。
選挙期日は、公職選挙法によって、議会や行政に極力空白をつくらぬよう、一定の期間内に設定することが定められています。
市町村議会議員の選挙における選挙期日は選挙を行う事由(理由)により、以下のとおりとなっています。
- 任期満了の場合:任期満了日前30日以内
- 議会解散の場合:解散の日から40日以内
- 死去・辞任等その他の場合:事由発生の日から50日以内
以上によって定められた選挙期日に従い、告示(公示)日には立候補者の届け出受付が行われます。そして、議席定員を超える届け出があった場合に、投票・開票が行われることになります。
地方議会議員選挙の費用|選挙活動にかかるお金について
市議会議員選挙に限らずとも、選挙に立候補して当選を果たすためには、お金がかかります。選挙のポスター代・チラシ代・はがき代、選挙事務所にかかわる各種費用やスタッフ代金等々、その多い少ないの差こそあれ、何がしかの出費は避けられません。
これら選挙にかかわる種々の出費の中には、地方公共団体(市など)が『公費負担』と称して、負担してくれる範囲のものがあるほか、選挙に出馬する場合に必ず一旦預けなければならない『供託金』というものがあります。
以下に、【選挙にかかるであろうお金】について列記してみます。
- 選挙事務所・演説会会場などの賃借料(家屋費)
- ウグイス嬢への報酬・事務所での応接・選挙ハガキの宛名書き等の報酬(人件費)
- 切手代・電話代など(通信費)
- 選挙運動中に利用のタクシー代・バス代など(交通費)
- 選挙用ポスター・選挙用ハガキの印刷代(印刷費)
- 選挙事務所等での看板・候補者のタスキ代金など(広告費)
- ボールペン・ノートなど事務用品代金(文具費)
- 選挙運動スタッフに出す弁当代・茶菓子代など(食料費)
- 選挙運動スタッフの休息及び宿泊にかかった費用(休泊費)
- ガムテープ・電気代・ガス代・水道代、選挙に使用する白手袋など(雑費)
- 供託金(きょうたくきん):出馬の際に法務局に預けなければならないお金
選挙運動費の公費負担について
選挙費用(選挙運動費と称し、告示日から選挙期日の前日までにかかった費用)の内、選挙用ポスター代金や選挙はがきの送料など、一定の条件の下で、市が負担する『公費負担』の対象となります(市が負担してくれる)。
その詳細は、地方公共団体によって定めがありますが、一例として『埼玉県飯能市』が公費負担の対象とするものを以下に列記してみます。また、一定の条件については、各地方公共団体の打ち出しを確認して下さい。
選挙運動用自動車費用
選挙運動用ポスター作成費用
選挙運動用ビラ作成費用
選挙運動用通常はがきの交付(郵便料金)
ポスター掲示場の設置
選挙公報の発行
演説会の公営施設利用
選挙運動費の『公費負担』は候補者間の選挙運動の機会均等を図ることを目的にした制度です。しかし、投開票の結果、得票数が一定数未満の場合で後述する『供託金没収』の対象となった場合、公費負担も取り消されてしまうので注意が必要です。
市議会議員選挙における供託金(きょうたくきん)について
出馬(市議選への立候補)には選挙資金の他に『供託金(きょうたくきん)』の拠出も必要です。
供託金とは、出馬の際に法務局に預けなければならない金額です。預けるということは、基本的に後ほど戻って来るということです。市議会議員選挙の場合、その金額は以下のとおりです。
政令指定市:50万円
それ以外の市:30万円
供託金の没収(供託金没収点)
市議会議員選挙の投開票の結果、得票数が一定数以上であれば、供託金(きょうたくきん)は選挙後に戻って来るものですが、一定数未満の場合は没収されてしまいます。
選挙で当選するためには、議会の定数以内に入っているだけでなく、一定数以上の得票数が必要です。これを公職選挙法では「法定得票数」といいます。
また、これとは別に「供託金没収点」というものも存在し、一定数以上の得票数を得られなかった候補者は供託金が没収されてしまいます。これは、立候補者の乱立を防ぐための制度です(供託金没収点は選挙の種類によって異る)。
市議会議員選挙の場合の「供託金没収点」は以下の式で算出されます。
有効投票総数÷議員定数÷10
以下、実例にて確認してみましょう。
茨城県 高萩市(たかはぎし)
高萩市議会議員選挙(2019年11月10日投票)
告示日:2019年11月3日
投票日:2019年11月10日
定数 / 候補者数:14 / 18
執行理由:任期満了
有権者数:24,358人
投票率:58.51%
no | 結果 | 得票数 | 氏名 | 年齢 | 性別 | 党派 | 新旧 |
1 | 当 | 1068 | 大足 光司 | 51 | 男 | 国民 | 現 |
おおあし こうじ | |||||||
2 | 当 | 1042 | 今川 敏宏 | 57 | 男 | 公明 | 現 |
いまがわ としひろ | |||||||
3 | 当 | 1017 | 菊地 正芳 | 58 | 男 | 公明 | 現 |
きくち まさよし | |||||||
4 | 当 | 1009 | 大森 要二 | 60 | 男 | 無所属 | 現 |
おおもり ようじ | |||||||
5 | 当 | 990 | 田所 和雄 | 68 | 男 | 無所属 | 現 |
たどころ かずお | |||||||
6 | 当 | 923 | 我妻 康伸 | 51 | 男 | 無所属 | 現 |
わがつま やすのぶ | |||||||
7 | 当 | 922 | 吉川 道隆 | 52 | 男 | 無所属 | 現 |
よしかわ どうりゅう | |||||||
8 | 当 | 886 | 坪和 久男 | 65 | 男 | 無所属 | 現 |
つぼわ ひさお | |||||||
9 | 当 | 779 | 八木 陽子 | 68 | 女 | 無所属 | 現 |
やぎ ようこ | |||||||
10 | 当 | 776 | 平 正三 | 75 | 男 | 共産 | 現 |
たいら しょうぞう | |||||||
11 | 当 | 723 | 寺岡 七郎 | 77 | 男 | 無所属 | 現 |
てらおか しちろう | |||||||
12 | 当 | 722 | 飯田 毅昭 | 58 | 男 | 無所属 | 現 |
いいだ たけあき | |||||||
13 | 当 | 639 | 渡辺 悦夫 | 67 | 男 | 無所属 | 現 |
わたなべ えつお | |||||||
14 | 当 | 626 | 岩倉 幹良 | 78 | 男 | 無所属 | 元 |
いわくら みきろう | |||||||
15 | 620 | 根本 茂 | 61 | 男 | 無所属 | 現 | |
ねもと しげる | |||||||
16 | 615 | 畠山 結樹 | 28 | 男 | 無所属 | 新 | |
はたけやま ゆうき | |||||||
17 | 413 | 森田 省一 | 69 | 男 | 無所属 | 新 | |
もりた しょういち | |||||||
18 | 343 | 鈴木 一央 | 68 | 男 | 無所属 | 元 | |
すずき いちひろ |
有効投票総数(得票数総計):1,008
除算する議員定数:14
除算する数値「10」:10
1008÷14÷10:101
以上により、落選者を含め、立候補者18名全員が供託金没収点をクリア。
最下位は343表 > 101(供託金没収点)。
全員に供託金が戻ることとなります。
地方議会議員選挙への立候補と準備について
市議会議員や市長(首長)になるために立候補するには、当人が一定の条件を備えている必要があります。立候補への準備段階として、その条件を確認します。
立候補の為には、選挙権における「投票できる権利」以外に、「立候補の自由」及び「公職に就くことを許される資格」が必要になってきます。
それは、以下のとおりです。
条件①:選挙に立候補する権利(つまり被選挙権)があること
市議会議員・区議会議員の被選挙権(選ばれる権利)としては、日本の国民で満25歳以上であること及びその市区議会議員の選挙権を持っていることが求められます。
条件②:法務局に供託金を預けることが出来ること
前述していますが、「供託金」とは、立候補者に法律で決められた金額のお金を法務局に預けさせ、当選を争う意志のない人などの無責任な立候補者を防ごうという制度です。
選挙に応じた金額の供託金を預けられない人は立候補できません。
市議会議員選挙の立候補予定者説明会への参加
選挙に立候補できる要件と供託金を預けられることが確認出来たら、立候補予定者説明会への参加を経て、選挙への参入と投開票の結果へと進んで行けます。
定められた選挙期日の下、その1ヶ月から2ヶ月前に、各選挙管理委員会によって、「立候補予定者説明会」の開催日程と当該選挙の主要日程が発表されます。
これを受けて、立候補する者は必ず、立候補予定者説明会に参加して説明を受けると共に、立候補届出に関する書類等を受け取ります。
そして、いよいよ、告示日のたった1日間に、必要書類(届出書類)を完備して、立候補届出に臨むことになります。
※ 実質的には、ほとんどの選挙管理委員会において、事前に必要な書類を審査し、不備の有無等をチェックするための「事前審査」を行っています。
立候補届出が済むと、いよいよ、投票日の前日までの選挙戦がスタートします。
地方議会議員選挙の速報について
市議会の議席定数を越える立候補者数があった場合、市議会議員選挙では投票・開票を行って、定数内の順位を決めて、当選者が明らかにされます。
通常、投票の開票は即日に行われ、当日深夜中には当選結果が判明します。
投票に参じた有権者にとって、当選結果は一刻も早く知りたい情報です。その結果及び、結果が出る以前の投票状況や開票経過状況が『速報(そくほう)』として発表・公表されます。
市議会議員選挙の開票速報や開票結果については、当該選挙管理委員会が業務を執行する立場にありますが、その発表や公表については、市選挙管理委員会のホームページ公表がマスコミ各社の公表より遅れるケースもあり、有権者はそれらマスコミの発表を第一に期待するケースが見られます。
確実な投票のために|地方自治体サイトの投票所案内・実例ページ
地方自治体の投票所案内の実例を2つ掲示しています。実例は、比較的小規模な自治体を挙げています。町議会議員選挙と市議会議員選挙の例です。
中規模・大規模な市や町の場合、投票所数も数百に及ぶケースがあります。また、村議会議員選挙など「村」の場合は、村役場のサイトにも広報にも「投票所案内」が見受けられないケースがあります。
ご自身が投票に行ける投票所の場所については、住所ごとにあらかじめ決められているので確認が必要です。また、期日前投票期間では、投票日当日とは違う投票所が数少なく設けられますが、こちらも居住する住所によって投票所が決められています。
投票日当日の投票所と時間帯、また、期日前投票の投票所と時間帯は、選挙が行われる度に変更されることがあります。いつも行っているからと思い漫然と投票に行くと二の足を踏む事にもなりかねません。
確実に投票を実行するためには、各戸別に郵送されて来る『投票所入場券』の記載内容を早めに良く確認することです。
『投票所入場券』は告示日以降に作成されて郵送されます。
問題は、告示日の翌日から投票日の前日までが「期日前投票」の期間であるのに、場合によっては、『投票所入場券』が郵送されて来るのが、期日前投票期間の2日目や3日目といったケースがあることです。
投票所への投票所入場券の持参は、最もスムーズに投票が済ませられる方法ですが、期日前投票期間の初日に『投票所入場券』が手元に無い場合でも、選挙人名簿への登録がされていれば、住所・氏名・年齢を申告して確認が取れるので、基本的に投票は出来ます。免許証などの身分証明になるものを持参するとベターでしょう。
こういった事は、市役所等への事前問合せでさらにスムーズになります。
ほとんどの地方自治体のサイト(ホームページ)では、選挙が実施される何日も前から、投票所や日時など、選挙に関する情報を配信しています。
『投票所入場券』の遅配に対応するには、こういったサイトを閲覧してみるのも有効です。その為にも、このページで地方自治体サイトの投票所案内・実例ページをご紹介しています。
2020年1月26日投票の宮城県加美郡色麻町議会議員選挙の例
投票区と投票区域
選挙期日(投票日)の投票区は色麻町内に9ヶ所設置されています。
投票区 施 設 の 名 称 投 票 区 域 第1投票区 色麻町保健福祉センター 宿、上郷、新田、下黒沢 第2投票区 向町集会所 一の関、道命、袋、向町、二反田 第3投票区 大原集会所 南大、北大、大原 第4投票区 王城寺花川沢口集会所 伝八・除、王城寺、花川・沢口 第5投票区 上黒沢集会所 上黒沢、鷹巣 第6投票区 下高城多目的研修集会施設 下高城 第7投票区 色麻町コミュニティセンター 上高城、吉田、志津、清水、高根 第8投票区 平沢農業担い手センター 平沢 第9投票区 小栗山集会所 小栗山 選挙管理委員会事務局(色麻町役場 総務課内)
色麻町四字北谷地41番地
電話:0229-65-2111 (直通)
2020年1月26日投票の茨城県潮来市・市議会議員選挙の例
投票所
投票所は、市内に7カ所設けています。
選挙の際には投票のご案内(入場券)を郵送しますので、「投票のご案内(入場券)」をお持ちの上、記載された投票所で投票してください。
|
|
|
---|---|---|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|